A or Bそれ以外の選択肢しかない二元的な思考にハマってしまう。
ただそれって、すり込みによって作られた思いこみで抜けていくことができます。
そんな思いこみから抜けるため人間の発達段階について紹介です。
人間の発達段階

人間には発達段階があります。
そんな発達段階の途中で、二元的なものを信じる段階があります。
いままでの社会では順調に成長することなく、二元的な思考で止まる人が多かったわけです。
ですが、時代が変わり人の意識が変わり、本来の成長パターンにもどりつつあります。
この考えかたはケン・ウィルバーという人の考えかたで、意識ごとに色がつけられています。
呪術的・ファンタジーの世界
(レッド・アンバー)
A or Bどちらか
悪いことしてはいけない
頑張ってれば報われる
人を疑ってはいけない
エラい人やルールにしたがうべき
などなど、自分にとって辛い環境でも教えられたことを信じ、ルールを守る段階です。
ルールにしたがうことで生活が保障されるのですが、そのルールに反すると罰があると信じこんでいて、お互いにルールを破らないように見張りあっています。
レッドの世界観
Vシネマで描かれる極道のような弱肉強食の世界で生きている人です。

親分がいて、親分の言うことに子分はしたがうべきで、親分の言うことに反すると罰を受けるという世界観で生きています。
感情をコントロールするのが難しく、本能のしたがうままに行動する傾向が強いです。
アンバーの世界観
アンバーは弱肉強食の世界から抜けていますが、枠やルールは存在していて、教祖や先生、親など目上の人にしたがうのが当たり前という世界観です。
自分は正義で、その枠やルールに反している人や組織は悪と考えがちです。
ピラミッド型の組織に属し、その中で自分が心地よい場所で役割を発揮する傾向があります。
合理的でメジャー重視(オレンジ)
二元的で呪術やファンタジー的なことは信じず、この世界の仕組みを探究しはじめます。
世界の仕組みを探究していくうちに、すべての出来事には共通点があることを見つけます。
その共通点をもとにルールを作り、仕組みを回しますが、仕組みを回すことを重視するあまり、人間の心など大事なことを忘れがちです。
合理的に物事を考え、無機質にロボットのような生き方をする傾向にあり、うつ病になる人もいます。
多様的でマイナー重視(グリーン)
お金よりも大事なことがあり
仕事よりも自分の人生が大事
もっと人間らしく
みんな違ってみんな良い
と一見すばらしく感じるのですが、
「みんな違ってみんな良い」
という考えかたがジャマをして、のけ者をつくることに抵抗があり、話しあいばかりして、物事は前に進まなくなるという欠点があります。
人として本来の人生や幸せを探究し
マイナーでもOKと考えるけど
逆にメジャーを否定し
自分というもの(エゴ)があり、その自分に反するものは悪という二元的な考えかたからは抜けきれていません。
さまざまな視点で物事をみて解決する
(ティール)
二元的な考えから抜けてきたのがティール意識の人たちです。
レッド〜グリーンの存在を否定することなく、それぞれの立場から物事を見て、それぞれの意識がかかえる問題を解決できるようになります。
どの意識が良いとか悪いじゃなく、自分がどの意識にいることが多いかに気づいて、自分のかかえる問題を解決していくことが大事です。
正義をやめる

二元的な思考にハマっているときに存在するのが「正義」という概念で、自分が正義、その反対は「悪」という考えです。
この正義は生きていくうえで様々な「ダメ」をつくり、自分や周りをしばりつけます。
子供だから、これをしてはダメ
子供だから、これをしないとダメ
大人だから、こうじゃないとダメ
大人だから、これをしちゃダメ
と制限のなかで生きているのが当たり前。
みんなもそうだし、それが安心、安全と考えがちです。
社会で生きていくうえで制限は必要ですが、二元的な思考で自分が正義と思っていると制限が増えすぎます。
正義のやめかた
人間として生きていると正義が存在し、その正義の向こうには悪があると考えがちですが、これってすり込みによって作られた思いこみです。

ですが、このようにとらえることもでき、正義が正しいわけではないんじゃないかと個人的には思います。
どうすれば正義をやめて、多元的に物事が見れるようになるか。
スピリチュアルな世界では執着を手放そうとか物事を前向きにとらえよう、波動を上げようなど、いわれています。
で、いまのところ、これが習慣になれば「ダメを増やす正義」をやめるきっかけになるかも? という具体的な方法があります。
感情を味わう
スピリチュアルな世界ではポジティブな気持ちが大事。なんて言われ、ネガティブな感情を持ってはダメ、と無茶ブリしてくる人もいます。
ですがネガティブな感情も自分にとって大事なもので、ガン無視してしまうと後々メンドウなことになると考えています。
なので、生まれた感情を味わいつくすのをオススメしています。
具体的には体(胸やみぞおち)を意識して、おこっている体の変化を観察します。
ネガティブな感情が生まれると、かならず体に違和感が生まれ、その違和感を味わうように観察すると変化があります。
そして、自分が心地よいと感じる時間が増えると、自分の正義に反する行動を見ても、
「あぁ、まあ、そんなやり方もあるよねぇ」
くらいに思えるようになります。
一気にすぐにとはいかず、地味で地道なことの繰り返しですが、こうかはバツグンです。
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