ストレスや不安を解消するために、Google社員が「マインドフルネス」をとりいれるなど瞑想が注目を集めています。
瞑想というと難しく感じるかもしれませんが、本記事では、心や魂をあつかうカウンセラーとして毎日瞑想を習慣にしている立場から、初心者が瞑想を日常に取り入れるためのポイントをご紹介します。
簡単にはじめられる方法で、あなたも心身ともにリフレッシュできるかもしれません。
始める前の準備
瞑想をはじめるにあたり、環境づくりがとても大切です。
瞑想を行う時間や場所
同じ時間帯を選ぶと習慣化しやすくなります。オススメは朝や寝る前です。
場所は静かで落ち着いた場所がおすすめですが目的は習慣化することなので、落ち着いた場所じゃなくてもいいです。
たとえば通勤中のバスとか電車でもOKで、イヤホンで周りの音が入らないようにするとか、毎日やることをまずは意識しましょう。
やっていくうちに自然と落ち着く環境でやるようになります。
快適な環境
座ってやる場合は座布団やクッションを用意すると姿勢が楽になります。最初のうちは寝落ちすることもありますが、寝転んでやるのもありです。
寝落ちするのは心の抵抗です、やっていくうちにしなくなります。
座り方は結跏趺坐や半結跏趺坐なるモノもありますが、これは最上級レベルだと思い、最初はやらないほうがいいです。柔軟性がないと足やヒザの痛みが気になり集中できません。
また、部屋の温度や照明、さらにはお香をつかって臭いも調整してみることです、慣れてくると必要はありませんがBGMなども集中できる音源も準備してみましょう。
瞑想は自分の体にリラックスをインストールするものなので、自分がリラックスできる状態をいろいろためすことです。
スマホやパソコンを離れる
これ大切です。
瞑想をするときはスマホやパソコンから距離をおくことがオススメされます。
なぜかというと、これらのデバイスから発せられる電磁波は脳波や神経活動に影響を与える可能性があるためです。
また、スマホやパソコンは情報を集めるために使われるので情報過多になり、無意識に集中力を散漫にしてしまうことがあります。
瞑想は集中力を高めることが目的の一つなので、これらのデバイスを離れることで、より深い瞑想状態を作り出すことができます。
電源をオフにするのがベストですが、マナーモードにしたり、物理的に距離をとるなど、できることからはじめましょう。
環境を整えることで、心身ともにリラックスして瞑想に集中することができます。
完璧を目指さない
これが一番大切です。
日本人はとくにマジメ気質なのか、最初から満点を目指そうとし満点か0点で考えがちです。
大事なのは「なんにもないところから、毎日1点ずつ足していく意識」です。
この「なんにもないところから、毎日1点ずつ足していく意識」に変えていくことも瞑想の目的です。
呼吸法
まず鼻呼吸にすることが基本です。
鼻は薄っぺらい紙や布マスクでは歯が立たない超高機能なフィルターで、有害なものが体に入らないようにしてくれています。
変なウイルスさわぎでマスクをして口呼吸になっている人もいるはずで、まずは鼻呼吸することです。
そこから、
長くゆっくり吐く、吸う
↓
逆腹式呼吸に変える
と段階をふんで、呼吸の質を高めましょう。
回数や秒数を気にせず、自分が心地よく、気持ちよく呼吸することを意識しましょう。
呼吸は感情とリンクしていて、呼吸を変えると感情もコントロールできます。
いま、この瞬間に自分がどんな呼吸をしているかを観察できるようになると、生活がかなり楽になります、なりました。
瞑想の時間や回数
これまでの内容から、もしかしたら気づいてるかもですが、とくに決まったことはないです。
自分がリラックスして心地よく瞑想できることを目指しましょう。
ポイントとしては、
・1日1回から始める
・数分から始める
・徐々に時間を延ばしていく
・1時間が最終ゴール
ことを意識してはじめてみましょう。
「なんにもないところから、毎日1点ずつ足していく意識」
が瞑想を習慣化するため大事なポイントです。んでもって、できなくても落ち込まず、自分を責めず、適当に生きることを目指しましょう。
瞑想をやろうとする人は、おそらくですがマジメな人が多いはずなので、マジメな自分をやめるつもりで瞑想にとりくんでみましょう。
瞑想の進め方
瞑想をするうえで多くの人が勘違いしていることがあります。
もしかしたら、こう思った方もいるはずです。それは、
「瞑想=心を無にすること」
初心者向けの記事なんでくわしくはまた別に書きますが、結論、
できるわきゃない
です。やれるもんならやってみやがれぃ! べらぼうめ。
って感じでして、心を無にすることを目指さない、なにか特別な体験をすることを目指さないのが瞑想を進めるうえで大事なことです。
瞑想を進めるうえで大事なのは、
呼吸に意識を向ける
意識がそれたら呼吸に戻す
落ち着いて呼吸に集中する
意識がそれたら呼吸に戻す
と、ひたすら呼吸に集中することです。いわゆる雑念は出ます、心を無にするのは人間である以上ムリです。
呼吸に集中する、雑念が出たら、呼吸に意識をもどす……
この繰り返しをしながら、呼吸に集中する時間を増やしていきましょう。
まとめ
ということで、初めての人でも簡単に始められるため瞑想のポイントを紹介しました。
始める前の準備や座り方
呼吸法
時間や回数
進め方
を、いろいろためして自分に合った瞑想方法を見つけてみてください。
瞑想を継続することで、心身ともにリラックスすることができ、ストレスや不安を解消することができます。
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