現代の生活においてストレスや生活習慣によって、うつや過食など心や体にかかわる健康問題に苦しむ人が増えています。
うつに悩まされている正確な数は把握されていませんが、厚生労働省によると、日本人の10人に1人がうつに悩まされているとされています。
また国立社会保障人口問題研究所が行った調査によると、15歳以上の人口を対象にした全国調査の結果、1か月以上うつ病にかかったことがあると答えた人の割合は、男性が3.6%、女性が5.8%であったと報告されています。
また、日本の生活習慣病の患者数は厚生労働省がまとめたデータによると、2019年時点で20歳以上の成人のうち、高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満などの生活習慣病を合併している人の割合は、
男性が30.9%
女性が22.5%
で、日本の成人のおよそ3人に1人が生活習慣病ということになります。
そんな現代において健康的な身体と心を手に入れるために必須なのが瞑想であり、瞑想は古代からその効果が確認されています。
今回は瞑想初心者のための瞑想の種類とやり方、定期的な瞑想から身体&心の健康的なライフスタイルを実現するため、そしてメンタルヘルスを高める瞑想実践術についてまとめていきます。
瞑想初心者のための瞑想の種類とやり方
まず、瞑想の種類を知ることから始めましょう。
実際に取りいれやすい瞑想は、「反復の瞑想」「歩行瞑想」「観察瞑想」「呼吸瞑想」など、いくつかの種類があります。
反復の瞑想
自分の考えた思考を何度も繰り返す瞑想
歩行瞑想
心地良く穏やかなテンポで散歩をしながら瞑想を行うもの。
観察瞑想
自分の周りにあるもの、空気の中の音、自分の呼吸などをうまく観察し、気づいたことを記録するような瞑想。
呼吸瞑想
その名の通り、自分の呼吸をゆっくり長く行うのを観察する瞑想。
重要なのは定期的に瞑想を行うことで、定期的に行うことで健康的な身体&心を取りもどすことができます。
メンタルヘルスを高めるため古代から瞑想が取りいれられてた
瞑想は古くからの教えとして存在しており、
インドにおいては、紀元前1500年頃に成立したとされる古代哲学「ヴェーダ」において、瞑想は精神を浄化し、真実を見出すための重要な手段とされました。
また、紀元前6世紀頃に成立した「ヨーガ・スートラ」においては、瞑想を通じて自己を知り、内面を探求することが目的とされました。
仏教においても、座禅や坐禅を通じた瞑想が重要な修行法として取り入れられています。釈迦は悟りを開く前に、座禅を通じて自己を見つめ、深い内省を行ったとされています。
また、キリスト教においても、祈りを通じて内省することが瞑想の一形態とされ、修道院での修行に取り入れられてきました。
瞑想は近代においても多くの哲学者や思想家によって研究され実践されてきました。
例えば、ヘーゲル、ニーチェ、ハイデッガーなどが、瞑想によって人間の内面を深く掘り下げ、哲学的な洞察を得ようと試みたとされています。
現代でも、ストレス社会やデジタル社会の到来により、瞑想が注目されるようになってきました。瞑想によって、自己と向き合い、心身を鎮め、ストレスを解消し、心の健康を保つことができるとされています。
定期的な瞑想から身体と心の健康的なライフスタイルを実現
瞑想は時間を決めて実行し、きちんと休む習慣をつけることが大切です。
人間は体調が変わると最初に睡眠時間を減らしてしまう傾向があります。
厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると20歳以上の成人のうち1日の平均睡眠時間が6時間以下の男性が23.6%、女性が21.3%。
1週間において1度以上、睡眠不足を感じる人は男性が31.8%、女性が36.5%です。
しかし定期的な瞑想を行うことで、苦しい身体&心の状態から抜け出し、モチベーションを上げたり、睡眠の質を高めることもできます。
メンタルヘルスを高める瞑想を実践するため
日常の中に定期的な瞑想を取り入れ、そして仲間をつくり自分の気持ちや感情の状況をみんなで共有することも定期的に瞑想を実践するのに大切なことです。
また静かで落ちついた状態をつくってライフスタイルを見直し、最近の状況を把握して、自分の状態を整え、健康的な身体と心の状態を保つことも大切です。
このようにして瞑想の時間の中で自分が思っていることに向き合うことで、体と心を健全で健康にすることができます。
科学的な研究によって、瞑想が脳の機能や生理的な変化に影響を与えることが示されるようになり、瞑想の有効性が科学的に証明されつつあります。
メンタルと体力の健康的な状態を実現するため、瞑想は必要不可欠です。
いろんな瞑想の種類とやり方を理解し、瞑想を定期的に行い、自分の気持ちや感情を受け止めることで身体と心、両方の健康維持に役立ちます。
心・魂のプロがオススメする「フォーカシング」
そんな瞑想ですが、最初はなにをすれば?
とお悩みのかたもいるかもです。こちらの講座は本格的でありながら、気軽に学ぶことができる講座です。
瞑想というと、なんか敷居が高くて難しそうというイメージがついてます。
そんなイメージがあるからか瞑想を日常に取りいれない人がほとんどですが、瞑想を日常に取りいれることで、日々の生活がより良くかわっていきます。
そんな瞑想を生活に取りいれるために、日本の第一人者諸富祥彦先生から瞑想(内観)を学べるのが、この「フォーカシング講座」です。

コメント